よくわかるソフト酸化水

強力な殺菌力と、身体に優しいソフト酸化水が
施設内の衛生管理のエースとして活躍しております。

ソフト酸化水の性状

pH                                  4.5~7.0
有効塩素濃度                30~80ppm



pHの重要性

残留塩素は液のpHによりその形態を変えることが知られています。
ソフト酸化水・セリウスソフト水は、ガスの発生しない領域のため、安全でしかも安定しています。
また、次亜塩素酸ナトリウムの主成分である OCl‾ に比べて、80倍もの殺菌力のあるHOClがほとんどですので、次亜塩素酸ナトリウムよりも低濃度であっても、より高い効果が得られます。



◆主な特長(ソフト酸化水)

◎低濃度で強力な殺菌力
    (20ppmで次亜塩素酸ソーダ200ppm同等以上、芽胞菌に効果大)
◎手指洗浄で手荒れがしません
◎作業環境への残留性が極めて少なく人体に安全
◎耐性菌が出来難く,薬剤の定期的変更が不必要
◎トリハロメタンの生成が極めて少ない
◎ガス化による悪臭や危害が少ない
◎黒カビ等の除去作業に安全
◎アンモニア等の腐敗臭の防止
◎全く濡れないドライ噴霧で浮遊菌対策が可能
◎豊富なオプション機器で多彩な殺菌管理システムの構築が可能



◆ 安 全 性 テ ス ト の 事 例

飲んだら?、皮膚や目に入ったら?、アレルギー?、細胞への影響は?、発ガン性は?

◎(財)食品農医薬品安全性評価センター  (動物安全性試験)
  ・単回経口投与毒性試験(急性毒性試験)→  異常は認められない
  ・眼刺激性試験            →  刺激性なし
  ・皮膚一次刺激性試験         →  刺激性なし
  ・皮膚累積刺激性試験         →  刺激性なし
  ・感作性試験             →  感作性なし
  ・コロニー形成阻害試験        →  問題はない程度
  ・復帰突然変異試験(変異原性試験)  →  誘起する作用なし



◆ ラ ン ニ ン グ コ ス ト

◎0.1円~/リットル   塩素濃度  50ppmの場合



殺菌効果試験(invitro:試験管内)

本試験は試験管内での有機物のない状態の試験で次亜塩素酸ソーダのpH調整で効果が
高くなる証明のための殺菌効果の比較試験です。

試験菌を添加した時の試験水の生菌数

試  験  菌 検体*1 添加菌数  1ml 当 り の 生 菌 数
1分後 3分後 5分後
    レ ン サ 球 菌 1)
2)
3)
1.9×106
1.9×106
1.9×106
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
枯草菌
(芽胞)
1)
2)
3)
4.6×106
4.6×106
4.6×106
3.7×105
4.2×106
4.4×106
<10
4.3×106
4.5×105
<10
4.2×106
4.5×105
カ ン ジ ダ 1)
2)
3)
2.3×106
2.3×106
2.3×106
<10
2.5×103
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
黒コウジカビ 1)
2)
3)
2.0×106
2.0×106
2.0×106
<10
2.0×102
2.0×105
<10
30
50
<10
<10
<10
大  腸  菌 1)
2)
3)
4.3×106
4.3×106
4.3×106
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
黄色ブドウ球菌 1)
2)
3)
4.5×106
4.5×106
4.5×106
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
M R S A 1)
2)
3)
3.4×106
3.4×106
3.4×106
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
サルモネラ 1)
2)
3)
3.4×105
3.4×105
3.4×105
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
 緑  膿  菌 1)
2)
3)
1.6×105
1.6×105
1.6×105
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
<10
 * 1
1)
2)
3)
ソフト酸化水:有効塩素濃度57ppm、pH5.2(23℃)
塩化ベンザルコニウム:有効濃度0.05%
次亜塩素酸ソーダ:有効濃度200ppm、pH8.64(23℃)
< 1 0 と は ?
研究機関における検出限界をあらわします。つまり、菌が検出されなかったことを意味します。
添 加 菌 数
各消毒剤に接触させる前の菌数です。



殺 ウ ィ ル ス 試 験 効 果

試 験 内 容

各種ウィルスをソフト酸化水と接触させます。このときウィルスの生死を確認する為に
宿主となる培養細胞にウィルス液を撒き,培養細胞の変性で判定します。

試 験 方 法

各種ウィルス液10μLをソフト酸化水1mLに添加して,室温で5秒後,各種細胞へ
10μL添加し、37℃二酸化酸素中で培養後,細胞変性の有無を判定した。

供 試 ウ ィ ル ス

単純ヘルペス(HSV)
 親油性ウィルスで、主に口腔や陰部から分離される。
 感染すると歯肉口内炎,外部膣炎,角結膜炎などを引き起こす。

インフルエンザウィルス(Inf)
 親油性ウィルスで,主に呼吸気道,繊毛上皮細胞で増 殖し,感染すると悪寒、咳、頭痛、発熱、筋肉痛を引き起こす。

コクサッキーウィルス(Cox)
 親水生ウィルスで,感染すると軽度の手足口病,流行性胸通症を引き起こす。

エコーウィルス(Echo)
 無菌性髄膜炎、発疹症,咽頭炎や夏かぜの原因となる。

エンテロウィルス(En)
 親水生ウィルスで、主に腸管で増殖する。出血性髄膜炎等を引き起こす。

試 験 結 果

供試ウィルス TCID 50 /ml 5sec 15sec 30sec 60sec
HSV  HF 108.5
UW 108.3
Inf A/PR/8 106.6
A/Tpkyo/2/75 105.9
AA/FM/1/47 105.7
A/USSR/92/97 106.6
CoxA 9 103.5
16 104.9
CoxB 1 105.0
2 106.3
3 106.4
4 106.4
5 106.9
Echo 7 104.4
En 18 X
27 X
71 108.5
どのウィルスに対しても5秒で不活性化し、優れた抗ウィルス効果が確認できました。

TCID 50 /mLとは?

ある濃度のウィルス液を希釈して培養したときに、培養細胞を50%細胞変性を起こす希釈倍率の逆数を示しています。
つまり数値が大きいほどウィルス濃度が濃い事になります。



金属腐食試験結果 常温 160時間 (通常条件)

試 験 方 法

試験水50ml中に試験金属片(SUS304 50×20×1mm)を浸漬し、室温で保温した。
160時間放置後目視評価を行い、試験金属片を取り出した後の試験水中の全鉄量を定量した。
鉄の測定は、原子吸光法(フレーム分析法)によって行った。
※   本試験における検出限界は0.10ppmであり、表中の数値0は鉄が検出されなかったことを示す。
※※表中の-は金属片の腐食及び沈殿が見られなかった事を示す。
試  験  水 試験片材質 目 視 評 価 ※※  溶 出 量 評 価 (μg)
金属片の腐食 沈殿の有無 全鉄量※ 鉄溶出量※
(全鉄量-原水鉄量)
平 均 量
ソフト酸化水
有効塩素濃度
80ppm
pH  6.5
SUS304







0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
セリウスソフト水
有効塩素濃度
80ppm
pH  6.5
SUS304







0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
セリウスソフト水
有効塩素濃度
200ppm
pH  6.5
SUS304







0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
強酸性電解水
有効塩素濃度
30ppm
pH  2.7
SUS304







35.0
26.4
68.4
148.7
78.9
33.3
24.7
66.7
147.0
77.2
69.7
次亜塩素酸ソーダ
有効塩素濃度
200ppm
pH  8.7
SUS304







0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
水  道  水 SUS304



0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
常温、160時間(約1週間)浸漬条件では、pHの低い強酸性電解水以外に腐食は見られませんでした。
ステンレスは、この程度の塩素濃度であれば、通常の使用条件では、腐食しにくいことがわかります。
ただし、低pHにおいては、このステンレスの腐食しにくい性質が簡単に壊されてしまいます。

手 指 洗 浄 試 験 ( 社 内 試 験 デ ー タ )

◆試験方法(油分があると水をはじき効果が落ちるため実際にも石鹸をご使用下さい。)
 1)手指洗浄前の右手の細菌を採取(拭き取り法により試験)  2)石鹸で手指の油分や汚れを除去
 3)各試験条件に従い手指洗浄  4)左手の細菌を採取

◆手指洗浄条件
 水道水:pH7.2、有効塩素濃度0.4ppm、水温15℃
 ソフト酸化水:pH5.75、有効塩素濃度50ppm、水温15℃

◆試験データ
各試験区 洗浄前細菌数 洗浄後細菌数
水道水
15秒間洗浄
水温15℃
1.2×102
3.0×10
1.0×102
<20
4.0×102
1.2×102
1.8×102
6.1×102
5.3×102
8.0×10
ソフト酸化水
7秒間洗浄
水温15℃
<20
1.9×102
5.0×102
2.5×10
3.0×10
<20
<20
6.5×10
<20
<20
ソフト酸化水
10秒間洗浄
水温15℃
2.7×102
2.6×102
<20
3.0×102
<20
<20
<20
<20
<20
<20
ソフト酸化水
15秒間洗浄
水温15℃
1.8×102
4.5×102
1.4×102
5.0×102
2.0×10
<20
<20
<20
<20
<20
※<20は検出限界を示す。

◆加温するとさらに効果が高くなります。

水道水で手指洗浄を行った場合、手指表面の落ちているが完全ではなく、手指のしわや毛穴などから、常在菌がでてきており、手洗い前より細菌数が増える傾向にあります。
しかし、ソフト酸化水を使用して手指洗浄を行うと10秒以上では全ての症例で検出限界以下となった。
また、加温データは記載されていませんが、37℃まで加温すると殺菌効果はより完璧に近づきます。
7秒でも全ての症例で検出限界以下となります。

◆手荒れ率が1/10~1/20に減少

現在、手指洗浄に使用されている薬剤は程度の強弱はあるものの手荒れを起こすことが常識のように考えられています。『新薬と臨床』によると”医師と看護婦1068人対象に行った一般消毒剤に対するする
アンケート調査では約63%の人が手荒れを認めている。消毒剤を使用した手洗い回数が増えるに従って乾燥・硬化・亀裂・紅斑などの症例が出現してくる。”と報告されている。
一方、ソフト酸化水を使用し手洗いをした場合、手荒れ症状は出現したものの、発現率は3.1~17.2%と他の消毒剤に対して非常に低い値となった。(水道水レベルの手荒れ率)

ソフト酸化水と一般消毒剤の比較表

消 毒 剤






安 全 性 殺 菌 力












M
R
S
A











H
I
V
H
B
V
グルタラール × × ×
次亜塩素酸
ナトリウム
エタノール × × ×
ウエルパス × × × ×
イソプロパノール × × × ×
ポピドンヨード × × ×
希ヨードチンキ × × × ×
クレゾール石鹸液 × × ×
塩化
ベンザルコニウム
× × × × ×
塩化
ベンゼトニウム
× × × × ×
クロルヘキシジン × × × × × × ×
両性界面活性剤 × × × ×
ソフト酸化水
この表の作成には『殺菌・消毒マニュアル』(医歯薬出版)を参考にしました。

ソフト酸化水の用途について

従来の消毒剤は 『殺菌力は高いが人体に害がある』 『人には優しいが殺菌力が劣る』といった
表・裏があり、使用用途にも限界がありました。
しかし、ソフト酸化水は、『殺菌力が高く人にも優しい』限りなく水に近い、殺菌水です。
しかも、上の表にあるように、抗菌スペクトルが非常に広くなっています。